最近530sの拡張性に関する問い合わせが多いので自分なりに要点をまとめてみます。
530と530sの違い
基本的にマザーボードをはじめとする多くの部品は共通で、違いはケースと電源です。
530sはスリムタワーなので電源も専用設計になっています。よって市販の電源に乗せ
換えることは不可能です。(電源をケースの外に置くなら可能)
また、拡張スロットもロープロファイル仕様なので、通常サイズの拡張ボード(グラフィックボード等)
を取り付けることはそのままでは無理です。
530sは省スペースに部品を詰め込んでいるため熱処理が悪く、少量の埃等でも簡単に内部
温度が上昇します。拡張ボードの取り付け、HDD増設等を行うとケースファンが全開になるので静音性を気
にする方には向きません。
530sで拡張を考える
上記の理由により、通常状態では拡張性ほぼゼロに近いです。が、それでも出来ないわけではありません。
ただ限られた電源容量と脆弱な熱処理を考慮しながら拡張を行うことは至難の技でお勧めしません。
考察
530sは、省電力と省スペースの利点はあるもののそれゆえに犠牲にしているものも多いのが事実です。
拡張を考えておられる方は、まずケースを市販ミドルタワー以上のものに交換することと電源を交換する
ことを強くお勧めします。まぁ最初から530を購入すればいいだけの話ですが・・・
最近、私も530sの音が気になるのでケースの交換を考えています。電源は前回取り外した530用のものを
流用してHDDの増設なども目論んでおります。部品が揃えば、またレポしたいと思います。
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